2021年度ルネ鑑賞モニターレポート⑧「福間洸太朗ピアノ・リサイタル」

2021年12月25日(土)「福間洸太朗ピアノ・リサイタル」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
今日は、久しぶりに席と席の間を空けずに隣に観客がいるリサイタルになった。
以前は当然のことでしたが、2年近く、ゆったりした席に慣れてしまうと、隣に人がいるだけで窮屈な気がすることは贅沢なことなのでしょうね。
本当に、人間というものは困ったもので得することには、すぐに慣れて当たり前になってしまいます。
ところで、今日の福間洸太朗さんのリサイタルは、「共鳴する天才たち」として実際の素晴らしい演奏とともに、巧妙な会話でその関係性を詳しく説明してくれて良く理解ができて一層に興味が湧きました。
演奏に関しては素晴らしい音色もさることながら演奏時のパフォーマンスというか、全身で表すスタイルには力強さとともに大いに興味が惹かれました。
ただ、指先の動きが見えないのは残念でした。少しピアノの位置を真中ではなくもう少し右にずらした方が指先を楽しめる観客が増えると思います。
最後に、アンコールを3曲も弾いてくれたことは凄く得をしたような気持にさせてくれました。さらに、福間さんの説明でもありましたが、アンコール曲は明るい曲が中心で帰りの気持ちを和ませてくれました。また、ピアソラの曲はとても意外でしたが少し異なる雰囲気もあり新鮮で楽しめました。
福間さんが様々な分野の音楽を弾くと、私たち聴く立場もさらに新しい音楽が楽しめます。
さらなる挑戦に期待します。
(60代男性モニター)
チケットを切り取ってすぐにCD販売が目に入りました。ついついどんなものが売られているのか気になり、じっと見てしまいました。わくわくした楽しい気分になりました。
観客数が増えたせいか、人数も多く、20分前で入場口に列ができていて、館内もいつもより賑やかに感じました。お客様の年齢層も幅広く、親子連れから老夫婦まで見られました。
2階席からの鑑賞でしたが、舞台は小さく見えたけれども、より立体的にみることができました。
曲の間に遅れてきた人が入ってきました。係の人の誘導が周りの人にも気を配りながら丁寧にやっていたのでとても好印象を受けました。足元にライトを当て、隣の席の人に、今から横に人がくることを伝えてから、誘導していて気づかいが素晴らしいと思いました。
2階席は傾斜が比較的急で、近くの席の年配の方が階段が急で、落ちそうだと言っていました。実際、私もそのように感じ、足の不自由な方は2階席は少し大変だと思いました。
ピアノ演奏はとても素晴らしく、心地よくてずっと聴いていたいものでした。演奏者が曲の紹介や作曲者の説明を分かりやすくしてくれたので、パンフレットを読むよりもさらに頭に入ってきて、どんな曲なのかを知ったうえで、聴くことができたので面白かったです。
今まで聴いたことのない曲を素敵な生演奏によって初めて知ることができて、とても豊かな経験をすることができました。
シューマンのクライスレリアーナの第6曲にクリスマスソングの引用があるときいて、集中して聴くことができました。福間洸太朗さんがこの季節にきいてほしい曲を本人が組み立てたと聞いて、クリスマスプレゼントをもらったようで嬉しい気持ちになりました。
アンコールもたくさん演奏してもらい、とても満足しました。どの曲もとても心地よくてゆったりした気持ちになりました。
クリスマスに素敵な演奏会を楽しむことができて良かったです。
(30代女性モニター)
12月25日 福間洸太朗ピアノ・リサイタルの詳細は、こちらのページをご覧ください。
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