2022年度ルネ鑑賞モニターレポート③「森麻季ソプラノ・リサイタル」

2022年6月18日(土)「森麻季ソプラノ・リサイタル」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
森麻季さんの歌声は本当に美しくて、魂の隅々にまで上質の風を届けてくれました。歌声だけではなく、間のトークの声(地声)も、まるで水滴が葉の上を転がるような透明な声でした。プログラムは14曲、アンコールに2曲と、観客を十分に堪能させる内容と豊かさでした。
まず透き通るような森さんの歌は、今までの私のオペラ歌手のイメージ(=ボリュームのある体から大音量の声が響き渡る)から遠く、細いけれど遠くまで届く透明感のある声でした。そこにか弱さも感じたのですが、ちょうど良いタイミングで、伴奏の山岸茂人さんのピアノソロが入りました。それがまた、森さんの歌のイメージを壊さないで、さらに深く心に響きました。森さんと山岸さんのコンビネーションも絶妙だったと思います。
アヴェマリアの3曲は森さん自ら丁寧に説明してくださり、3曲の違いを比べながら楽しめました。そんな海外の曲ばかりの中、この美しい歌声を日本語で聴きたいという気持ちが湧いてきました。そうしたら、なんと、「初恋」と「からたちの花」を丁度良いタイミングで聴かせてくださいました。その一語一語に魂を込め、言葉の意味が明確に伝わる濁りのない歌唱に、改めて森さんの歌の力、魅力を実感することができました。母国語の響きはいつ聴いても懐かしく切ない思いにかられます。日本語がこんなにきれいだとは。
美しさは、歌声だけではなく、全体の構成、そして行き届いた所作やそでに下がる最後の最後まで「ありがとうございました」とささやかれる表情、そして何枚ものドレスのすべてに貫かれていました。
トークのコーナーで、愛猫が天国にいったばかりで、歌えるか心配だったと話されていて、正直なお人柄が伝わってきました。会場とアーティスト、伴奏者、そして主催者の思いが一つになり、この上なく美しい音の世界を共有できたことに感動と喜びを禁じえません。後日、森さんのブログに同じことが書かれていて、ライブとは、このように一体感を感じ、魂の交換ができる場であることを確認しました。テレビでつい間に合わせてしまう大切な時間を、これからはできる限り会場に赴き、生の感動を味わいたいと心から思いました。
森さんのコンサートは、本当に素晴らしく、モニターのお役故に聴かせて頂くことができたことを感謝しています。それで、ここ何年か入会していなかった「友の会」に久しぶりで、本日入会いたしました。モニターの対象の公演以外もぜひ体験したいと思ったからです。そして、以前とは違い、コロナでライブが限定されていたため、会場に足を運んで生の歌唱や演奏、公演をじかに見ることがいかに貴重か、実感することができたと思います。
もう一つ、今日もルネこだいらのスタッフの皆様の対応が素晴らしく、感動致しました。森さんや山岸さんばかりではなく、スタッフの方々の礼儀正しさ、心配り、言葉遣いや所作の美しさが、公演全体に感動を覚えることを確認し、またそれを感じている自分がとても幸せに思えました。
ありがとうございました。
(70代女性モニター)
初めて聴くソプラノ歌手森麻季さんの生の歌声は大ホールの隅々まで届き、身体はたくさんの音色が出る感情豊かな楽器のように思えました。どれだけの鍛錬でしょう。
いつか佐藤しのぶさんの生の声を聴いてみたいと思っていましたが叶いませんでしたので、同じく今日本の誇るソプラノ歌手のお声が聴くことができてハッピーでした。
丁度ピアニスト山岸さんの手元が見える席でしたので、ピアノソロも尚楽しめました。
休憩時間でもないのに隣席の女性が一曲終わるごとにバッグからガサゴソ何かを出したり、キャップか蓋を閉めるパチンと響く音が気になりました。
クラシックを聴きに来るのだからもう少し考えてほしいなと思いました。
歌声とは違い、お話をするお声はなんて可愛らしいお声なんでしょう!
偶然知り合いの方も鑑賞されていたそうで、その方は2階3列目やや左側席、森麻季さんが合い間マイクでお話されている内容が全然聴こえなかったそうです。
周りの皆さんも身を乗り出して一生懸命聴こうとしていたそうですが…マイクの音量調整具合でしょうか。
(60代女性モニター)
6月18日 森麻季ソプラノ・リサイタルの詳細は、こちらのページをご覧ください。
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