2022年度ルネ鑑賞モニターレポート⑩「ルネ・お笑い演芸館 桂文治独演会」

2022年12月23日(金)「ルネ・お笑い演芸館 桂文治独演会」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
あっという間の2時間でした。
終了後ももっと聴いていたいような名残惜しさを覚えました。

まず、前座の桂空治さん。師匠宅の大掃除の話からTポイントや500円貯金等、落語とは関係ないけれども身近な話で面白くて、ついつい顔がほころびました。「新聞記事」の天ぷら屋の竹さんの話もシンプルで楽しめました。

桂文治さんの落語というかお話しは、さすが噺家と言われるだけあって、次から次へとその豊かな語り口に引き込まれ笑いの絶えない時を過ごせました。社会情勢や政治家を軽く揶揄する点は、聴いていて面白く、噺家さんはアンテナをいっぱい張って芸をみがいていらっしゃるのだと改めて感じました。後半の「ラーメン屋」の食い逃げの心温まる人情話等は年の瀬にホッとする内容でした。

千円でこれだけ楽しめる催しは、なかなかないと思います。チケット代がリーズナブルなので、求めやすく落語や寄席に興味のない人でも、一歩踏み出せるきっかけになったのではないかと思います。
次回1/7の「新春花形落語会」が楽しみです。
(60代女性モニター)

第20回ルネ・お笑い演芸館~昼下がりのお気軽千円寄席~を12月23日の14時から鑑賞させていただきました。
桂文治独演会、演目は「お血脈」と「ラーメン屋」の二本立てでした。

会場の男性客の割合の多さ、年齢層の高さは前回の落語の時と同様でした。中ホールの後方に座りました。
開演前に携帯使用禁止・電源オフという絵による案内ボードを持った係員の方がゆっくりと客席をまわっていました。にも関わらず、噺の真っ最中に着信音が響き渡ってしまい、当事者の方はやり過ごそうとしたのか、しばらくの間ずっと鳴り続けてしまったことが大変残念でした。周りの方たちも少しイライラしている雰囲気でした。対策を講じているにも関わらず、こういったことは度々起こってしまうので、公演の間だけ電波を遮断するシステムをホール内に採用してもいいのかも知れません。

本題の落語ですが、とても楽しかったです。特に二つ目の「ラーメン屋」はクリスマスにふさわしい心温まるお話でした。落語へは笑いに行くものと思っていましたが、途中ほろりと涙が出てきてしまいました。日常の中でごく当たり前と思ってしまいがちな、子から父母へ、父母から子への呼びかけ、一緒に過ごす時間が、実はとても有難いもので当たり前のものでは無いことに気づかされる、とても人情味あふれる感動作でした。文治さんのパフォーマンスのすばらしさを心ゆくまで堪能できました。
(40代女性モニター)
12月23日 ルネ・お笑い演芸館 桂文治独演会の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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