2023年度ルネ鑑賞モニターレポート⑪「春風亭小朝独演会」

2024年1月13日(土)「春風亭小朝独演会」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
今回、春風亭小朝さん独演会を鑑賞しました。落語を生で聞くことが初めてで、ドキドキしながら開演を待ちました。幕が上がり、金屏風と赤い高座にはスポットライトが当てられ、いよいよ小朝さんの登場です。会場からは熱気が感じられました。小朝さんは大谷選手やお正月に見られた寿命の新聞記事など身近な話をされ、会場はすぐに笑い声に包まれました。小朝さんは乾燥のためか少し咳をされ心配になりましたが、「芝浜」が始まると艶やかな声色へ変わられたように感じられました。夫婦のやり取りに聞き入っているうちに、一気に楽しく前半が終わりました。

休憩の後、衣装替えをされた小朝さんは篠笛を演奏されました。篠笛は日本の木管楽器でフルートに近い形です。曲目はリンゴ追分、サマータイムから始まり、アップルタイムとお茶目に紹介されていました。オーバーザレインボー、うさぎとジャズを組み合わせたアレンジ曲など、選曲も音色もとても素敵で、思いがけず贅沢なひと時となりました。続いての演目は「一豊と千代」。昔ながらの落語の良さに今の恋愛ドラマをかけ合わされ、MISIAさんの曲がBGMに使われるなど、想像以上の面白さでした。数々の偉業を成し遂げられながら、伝統だけにとどまらず、常にアンテナを働かせ新しい挑戦を続けられている小朝さんに圧倒されっ放しの楽しすぎる2時間となりました。ちょっとした所作にもプロフェッショナルを感じLIVEの良さを改めて知れたように思いました。また来られる時は必ず行きたいです。

今回P列席で鑑賞しましたが、前過ぎず後ろ過ぎず、心地よく楽しむことができました。ルネこだいらのスタッフの方は高齢の方など配慮や終演後の見送りなど、いつも丁寧で気持ちよく感じます。これからも色々な公演で楽しませてほしいです。
(50代女性モニター)
年の初めに落語を、そして小朝人気のせいか開演の13時15分にはロビーはお客様で賑わっていた。
開演前のアナウンスで「場内の照明を全て消します。万が一の場合には非常灯はつけます」とあり、これは小朝ならではの面白い仕掛けがあるのではないかと、ワクワク感が高まった。そして新春にある落語の企画にお客様も喜ばれたのではないかと感じた。

演目「芝浜」は有名な作品であり、そのあらすじを知っている人も多かったと思うが、その表現方法を他の落語家と比べ楽しもうという空気感を会場から感じ取ることができた。

次に幕が開いた小朝の篠笛演奏では座布団から降り、ベンチのように腰かけた小朝が現れた。観客からはその意外な設定に「オー」と一瞬歓喜の声が聞こえた。これはテレビドラマ出演など、常に新たな試みに挑戦を続けている小朝ならではの演出だと感じた。
その演奏も古典的な落ち着いた音色の篠笛をバックにジャズやボサノバをアレンジしたような演奏を流した。お客様にとっては「落語」の鑑賞に来ているが、「小朝の音楽」も楽しめたという満足感を与えたのではないだろうか。

また「一豊と千代」には大いに笑いが起きた。これもよく知られている演目だとは思うが、話の間に挟む例え話が現代の話を多く盛り込んでおり、小朝が観客の年代をよく認識してのことだと感じた。

今回も楽しませていただきました。ありがとうございました。
(60代女性モニター)
1月13日 「春風亭小朝独演会」の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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