2024年度ルネ鑑賞モニターレポート②「第23回ルネ・お笑い演芸館 三遊亭歌奴独演会」

2024年5月17日(金)「第23回ルネ・お笑い演芸館 三遊亭歌奴独演会」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
落語とはどんなものなのか?耳に馴染みのないものこそ下調べが肝心なのかもしれませんが、今回は何も調べずに行きました。
ルネこだいらの中ホールは前回、サクソフォン・リサイタルと同じ場所ですが、出演者が違うだけで、場の雰囲気がまったく違うものだと感じました。座席はステージから見ると左上の方でしたが、とても見やすく出演者さんのよく通る声が席まではっきり届いていました。平日午後のゆったりした時間帯ですが、ホールは満席、落語は人気があるものだと実感しました。

大変失礼ながら、三遊亭歌奴さん、どんな方か存じませんでしたし、落語をホールで聞くことすら初めてでしたが、前座の古今亭松ぼっくりさんの演目も楽しく、すぐに内容に引きこまれていきました。演者さんのごあいさつからいつの間にか演目に入っていたようで、区切りなく流れるようにすらすらと出てくる噺を聞いていると、あっという間に時間が過ぎていき、前半が飛ぶように終了。

20分の休みを挟み、後半へ行く間に、はじめて中ホールのお手洗いを使用しました。休憩時間から数分ずらしてトイレに行ったのですが、女性用トイレは外まで並んでいましたが、入れ替えがスムーズで、ほとんど待たずに利用できました。個室の数も多いだけではなく、ドアの上部に赤色の「使用中」、青色の「使用可」という大きな札があるので、どこが空いているのか?すぐに判断できるのも待たせない工夫だと感じます。荷物用のフックが、腰の高さあたりに付いていて、便利でした。高い位置にもフックはありますが、雨の日の傘などは、腰の高さのフックは重宝しそうです。

後半も楽しい時間で、あっという間に過ぎていきました。前半のお相撲の内容の演目と、後半の義太夫の内容の演目、どちらも大変面白く、笑いと拍手で盛り上がり、また落語を聞いてみようという良いきっかけとなりました。
終了後、スタッフさんが今回の演目を書いたものをロビー等に何ヶ所かに掲示してくださっていて大変有り難かったです。
(40代女性モニター)
68年の人生の中で初めての寄席を経験しました。結論から申し上げますと、「面白い」、「ハマった」、「また行きたい」です。2時間ニコニコ、クスクス笑って過ごしたのは初めての経験でした。落語家の話芸は素晴らしいです。ストーリー展開の方法、声色の使い分け、「間」の取り方、小さな諸動作、観客の「つかみ」要領等々感動しました。特に中ホールでは演者の顔の表情までが明瞭に鑑賞でき、演者と観客の一体感も味わえたのがよかったです。

公共ホールにとって「お笑い」は大きな公演の柱です。昨日も観客は圧倒的にシニアの方々で、皆さんが同じところで笑い、拍手をして公演を楽しむ素晴らしいイベントだと思いました。しかも誰でもためらうことなく支出できる1000円はまさにルネ特価とでも表現できます。

いつも公演開始前に携帯電話についてこまめに注意喚起して頂いておりますが、特に開幕直前の注意喚起アナウンスと「電源の切り方がわからない方は近くの係員までお尋ね下さい」のアナウンスは他のホールではまだされていない素晴らしい取り組みだと思います。私の席は後ろから2列目でしたが、最後の注意喚起のあと、少なくとも前方席お二人が携帯電源を切っておられるのが見うけられました。引き続き「携帯事故防止」に取組んで頂きたいと思います。
(60代男性モニター)
「第23回ルネ・お笑い演芸館 三遊亭歌奴独演会」の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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