2022年度ルネ鑑賞モニターレポート⑥「キエフ・クラシック・バレエ 白鳥の湖」

2022年9月24日(土)「キエフ・クラシック・バレエ 白鳥の湖」に寄せられたルネ鑑賞モニターレポートを抜粋でご紹介します。
「小さなお客様も飽きずに楽しめるよう」との理由で全二幕、約二時間の舞台でしたが、上演時間、チケット料金など、バレエ初心者でも気軽に良質な舞台を楽しめる公演だったと感じました。
実際に客席には小さなお子さんがたくさんいて、私の目の前にも親子がいらっしゃいましたが、舞台を見つめる姿勢や幕間に興奮した感じで親子で話をされている様子を見て、このような本物の舞台を手軽に観ることが出来るのは良いし、もっと公演回数が増えるといいなと思いました。
贅沢を言えば序幕のオデットが白鳥に変えられてしまうくだりは、ぜひ観たかったです。簡単な筋書きや見どころなど、チラシや字幕のような形での説明があってもいいのかな、と考えながら幕が開く前の長い序曲を聴きながら考えていました。
プリマの白鳥と黒鳥の演じ分けが素晴らしく、引き込まれました。またその他のキャストも全て素晴らしく、レベルの高さを感じました。
2階席からの鑑賞だったので、群舞のフォーメーションの美しさがよく見えて、湖や各国の踊りのシーンは圧巻でした。
ロビーでウクライナ支援の募金を募っていました。とてもいい企画なので、幕間や公演前のアナウンスなどでも紹介してもいいのかなと思いました。今回はチラシの束を取らなかったのですが、お客さまが各自の判断で取るスタイルは良いなと思います。
このような本物の作品を観る機会を市民に提供する企画がバレエだけに限らず増えたらいいなと感じながら、とても満たされた気持ちで劇場を後にしました。
(40代女性モニター)
本日の公演は、世界が心を奪われたチャイコフスキーバレエの大傑作「白鳥の湖」です。
キエフ・クラシック・バレエ「白鳥の湖」―全2幕―という事で、ロビーでは義援金の募金活動等も行われてウクライナの平和を願う皆さんの思いが形となってあふれていました。
本日の客層は、幅広い年代の女性客が多く、一人で来られている方、お友達と来られている方、ご夫婦で来られている方、また本日は4歳以上入場可という事もあって、バレエを習っているであろうお子さんやバレエに関心、興味があるお子さん連れのファミリーも目立っていました。女性客が多い事もあって幕間のトイレの混み具合は際立っていました。女子トイレには係の方が、声掛け及びトイレ内で案内をして下さり、スムーズに流れていました。
公演は、幕が開いた時のバレエダンサーの微動だにしない立ちい振る舞いの安定感の素晴らしさに感動し、ターンの身のこなしやステップ、ジャンプの軽やかさ、高さに心ふるわせ、下半身の安定感と上半身のしなやかさ、体全体の柔らかさ、特にオデット/オディールの長澤美絵さんの頭の先から手、足の先まで繊細な優美さが表現されていて感動しました。拍手とブラボーの声もかかっていました。
日本の小平に居ながらにして西洋の伝統文化にふれる良い機会を頂きましてありがとうございました。
(50代女性モニター)
9月24日 キエフ・クラシック・バレエ 白鳥の湖の詳細は、こちらのページをご覧ください。
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